ソニー吹奏楽団は、ソニー(株)およびソニーグループの社員によって構成され、ソニー(株)人事部門に所属する、職場吹奏楽団です。
ソニーがまだ「東京通信工業」という名であった1957年11月、会社規程に「吹奏楽団規程」が設けられ発足、指導者に前・常任指揮者の秋山紀夫氏を 招き、会社名が「ソニー」に変わった翌1958年1月から演奏活動を開始しました。当時のメンバーは25名、その内楽器経験者はたったの2〜3人で、練習場所も食堂や録音スタジオなどを転々としていました。初めての披露演奏は1958年9月の「ソニーの集い」(九段会館)でした。
その後、吹奏楽コンクールにも出場するようになり、「全日本吹奏楽コンクール(職場の部)」に於いて、1962年には第2位、1964年には優勝しました。
翌1965年からはコンクール中心から公演中心の活動に方針を変え、第1回定期演奏会を開催。国内各所のソニー事業所所在地での演奏会のみならず、 社会人 による吹奏楽活動の活性化を目指し、北海道・新日鐵室蘭吹奏楽団、静岡県・ヤマハ浜松吹奏楽団、福岡県・ブリヂストン吹奏楽団久留米・・・、など他の職場 吹奏楽団・一般吹奏楽団との交歓演奏会を行うようになりました。
1979年には、創立20周年記念行事としてアメリカ演奏旅行を行い、また、創立30周年の1989年には台湾・高雄市、創立40周年を迎えた1998年にはアメリカ・メキシコへの演奏旅行を行い、現地の市民バンドやスクールバンドとの交換演奏も行いました。
2000年から、楽団創設以来当団の指導に尽力された秋山紀夫氏に代わり、各ジャンルで幅広い活動を行っている指揮者の川本統脩氏を音楽監督・常任指揮者として迎えました。あわせて36年ぶりに全日本吹奏楽コンクール(職場の部)の東京都大会に出場。翌2001年には37年ぶりに、また、2003年にも東京都代表として全国大会に出場しました。
現在は会社の吹奏楽団として会社のイベントで演奏するだけでなく、ソニーグループ従業員による音楽団体として、年2回の主催公演・コンクールだけでなく、 品川区周辺の地域での演奏活動にも取り組んでおり、大人から子供までたくさんの方に楽しんでいただくよう、音楽を通じた社会貢献活動を行っています。
今後も皆さんの暖かいご声援をお願い致します。